雪景色

暮れの25日と27日に身近な人が亡くなり、年明け早々に通夜・告別式が続きました。
その2人は昭和47年7月8日の私の結婚式の、前夜と、そして当日に、
あることでそれぞれ忘れられない出来事をしてくれたのです。
その内容は言えません。

1人は妻の叔父であり73才。1人は私と中学の同級生の女性です。
叔父とはその出来事が私の心のわだかまりとなり、
以後亡くなるまで顔を会わす機会があっても殆ど会話がありませんでした。
同級生からは亡くなる数日前に久しぶりに電話があったのです。
一声聞いた時に何故か予感がしたのです。
再度こちらから電話をしたときには、「今朝亡くなりました。」という娘さんの言葉でした。

深い心の苦みを感じています。何かやり残したのだろうか、最後に何を思ったのだろうか、などと考えると・・・・。
残された者はそうした人の想いを心のどこかにしまって生きていくのかと、取り留めもなく気持ちが揺れるのです。

何があってもおかしくない年齢を迎えました。新年早々無粋な話です。ごめんなさい。

2人とも雪国の生まれでした(22日の夜の雪景色を見ながら)。

弁護士 梶山 敏雄