震災支援ネットワーク埼玉(SSN)
震災支援ネットワーク埼玉は、東日本大震災・福島原発事故により、さいたまスーパーアリーナに2500人を超える方が避難されるという事態を受けて、2011年3月17日に結成され、弁護士、司法書士、社会福祉士、臨床心理士、精神保健福祉士など多分野の専門家、市民が参加し、法律、生活、労働、教育、女性、こころの相談などに対応してきました。
現在では、主に埼玉で避難生活を送っている被災者同士、被災者と支援者、支援者同士をつなぐ団体として日々活動しています。また、原発事故により、福島から埼玉県内に避難中の2011世帯を対象に大規模アンケート調査を行い、避難されてきた方がいかに甚大な精神的苦痛を被っているかを明らかにし、原子力損害賠償紛争審査会が策定した「中間指針」が賠償の基準として低すぎるため、その見直しを求めています。
→ 原発避難者の被害実態を直視し、いわゆる中間指針を見直し、慰謝料額の大幅な底上げを求める弁護団声明
◆主な活動内容
・避難者交流会の運営支援
・法律やこころの専門家による相談会の実施
・避難者向け情報誌「福玉便り」の発行
・支援者向けワークショップ「ゲートキーパー養成講座」の実施
・避難者アンケートの実施等による分析・研究
当事務所の猪股正弁護士が参加しています。