埼玉総合法律事務所

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今週の埼玉総合

ブラックバイト問題を高校生に伝える(弁護士 鴨田 譲)

弁護士 鴨田 譲

前回の事務所ニュースに続き、高校生への講演の話です。
いま社会問題となっている「ブラック企業・ブラックバイト」について高校3年生の学年集会で話をしてもらいたいという依頼を頂いたので、講演をしてきました。

「話が長い、難しい、眠い」などの以前の高校生からの指摘を踏まえて、今回は「ブラック企業・ブラックバイト○×クイズ」を作り、最初にクイズ11問について生徒全員に○か×か手をあげてもらう形式にしました。

クイズの内容は、会社やバイトを辞めるのは自由であること、バイトであっても有給休暇の申請ができること、最低賃金より低い時給は認められないこと、サービス残業は全て違法であること、働き始める際には労働条件を記載した書類が発行されなければならないことなどです。

そして、このクイズの最大のポイントは11問全て正解が○という点です。
問題が11問あれば、全て○や全て×といった偏った答えにはならないだろうと考えるのが普通でしょうし、生徒のみなさんもそのように考えていた方が多いようでした。

しかし、「これまでの学生生活と違い、社会に出るとこういう意地悪をする人もいる」ということを生徒のみなさんに伝えたかったというのがこのクイズのオチです。

埼玉土建旗開き

1月12日、埼玉土建(埼玉土建一般労働組合)から新年の旗びらきにお招きいただきました。

当事務所からは、髙木竹内月岡古城の弁護士4名が参加させていただきました。

オープニングと歓談の途中に和太鼓の素晴らしい演奏があり、太鼓の振動でお腹がズンズンとしびれ、難しい政治情勢の中、みんなで力を合わせて頑張ろう、という気持ちをますます強くしました。

弁護士 古城 英俊

父との思い出(弁護士 古城 英俊)

弁護士 古城 英俊

先日、高校の同級生と集まる機会があり、20年以上ぶりに会う友人もいました。
みんなそれなりに年をとりましたが、各方面で活躍していて、とても励みになり、普段は味わえない楽しいひとときを過ごしました。
自分の子どもが大人になったとき、自分のことをどういう記憶として思い出してくれるのだろうか、ということを考えている友人から、
「父親にしてもらったことで覚えていることは何か」という質問が出ました。みんなの答えは、キャッチボール、サッカーなどなど。

そういえば、父との思い出は何かな、といろいろ思い返しました。
一番に思い出したのは、中学生の頃、河原で100メートル走のタイムを一緒に計ったことでした。
久しぶりに父との思い出を振り返ってみると、仕事で忙しい中、勉強を教えてくれたり、釣りに連れて行ってくれたり、部活の試合を応援に来てくれたり…

私の父は私が21歳のときに他界しましたが、生きていたら、今年の元日で79歳です。正月には、父のことを思い出します。
私の息子もまだ小さいですが、大きくなって、私のことを思い出すとき、どういう父親として思い出すのだろう…。

今年一年、仕事も家庭も一生懸命に頑張りたいと思います。

建設埼玉旗開き

 

建設埼玉の旗開きに高木佐渡島で参加させていただきました。

上田知事や、埼玉選挙区選出の国会議員22名のうち14名が本人出席され、
枝野立憲民主党委員長も出席されていたのは、毎年のことながら壮観でした。

また、昨年10月、全建総連の中央執行委員長に埼玉の吉田三男氏が選出されていて、来賓挨拶をされたこと、サプライズゲストで参加された前頭筆頭の北勝富士関は、建設埼玉の会員さんの子供で小さい頃吉田委員長と遊んでもらっていた話など、建設埼玉の勢いを感じられる旗開きでした。

弁護士 髙木 太郎

家族信託とホームロイヤー(弁護士 月岡 朗)

弁護士  月岡 朗

私たちは、いつか、認知症や体が不自由になることにより、自分の財産を管理できなくなる可能性があります。
いつか来るその時に、誰が、私たちの生活を守ってくれるのでしょうか。

このような問題の解決方法として、最近、家族信託、ホームロイヤー制度が普及してきています。
これまでは成年後見制度が高齢者の財産管理の議論の中心でしたが、
成年後見制度では、見知らぬ専門職(弁護士、社会福祉士、司法書士)が高齢者の財産管理を引き受けることがあります。

本来、弁護士等に財産管理をゆだねる前に、弁護士等と信頼関係を築いて、信頼できる弁護士等に財産管理をしてもらいたいというのが自然でしょう。
また、自分の希望や生活状況を十分に分かってくれた上で、希望に沿った財産管理の方法が望ましいと思います。

ホームロイヤーや家族信託を活用することで、弁護士と信頼関係を築いてから、信頼できる弁護士に財産管理を依頼することや、信頼できる親族に財産管理を任せることも可能です。
また、ご自身の希望や経済状況、生活状況に沿った財産管理が実現できます。
近時、ホームロイヤーや家族信託制度の活用事例は増えており、今後、より高齢者が安心でき、高齢者の希望に沿う、ホームロイヤーや家族信託が求められることになると思います。

ちゃんと走れメロス(弁護士 竹内 和正)

弁護士 竹内 和正

竹内も激怒していた。必ず、かの邪智暴虐の王を除かなければならぬと決意したわけではない。
ただ、もう絶対来年はマラソンを走らないぞと決意していた。健康のためにはじめたマラソンだ。
でも、走るたびに思う。フルマラソンは不健康だ。(「走れメロス」より準用)

激怒していたとき、僕はだいたい、35キロ地点にいました。
それまで淡々と走り続けていましたが「なんだか、疲れちゃったし、もう歩いちゃおうかな。別に、ゴールに、セリヌンティウスが待っているわけでもないし。」と思っていました。

しかし、昨年は仕事が忙しく、なかなか時間が取れないながらも練習は続けていたので、
不完全燃焼で終わらせてしまうのは嫌だなと思いました。
そこで、「せめて、目標タイムを切ってゴールしよう。そして、目標を達成できたら、笑顔でマラソンも終わりにしよう。」と考えました。
わずか2年間のマラソン人生に終止符を打つべく、そこから、僕は、道行く人を押しのけ、はねとばし、黒い風のように、犬を蹴とばし、小川を飛び越え、少しずつ沈んでゆく太陽の、十倍も早く走りました(準用)。

そして、結果、ネットタイム(自分がスタートラインを越えてからゴールするまでの記録)では目標を達成し、
公式記録(号砲がなってからゴールするまでの記録)では、目標を達成できませんでした。
・・・これは、どうしたらよいでしょう。マラソンを辞めてもよいものか。
メロスがゴールしたのも、あの感じだと、公式記録ではなく、ネット記録という理解でよいでしょうか。

スイッチオン(弁護士 谷川 生子)

弁護士 谷川 生子

好きな言葉は、と尋ねられ、数年前のネパール旅行を思い出しました。
閉塞感で一杯になり、突如旅に出たのですが、ちょうど里帰りしていた知り合いのネパール人に、現地の様々な名所を連れ回してもらいました。
ネパールが大地震に見舞われる前のことです。

ここからエベレスト山頂が見えるよ、と言われて目をこらしましたが、なかなか探せず、
あれだよ、と指さされたのは目線の遙か上方でした。
人を寄せ付けない、孤高の存在に、ただ畏怖のような気持を抱いたことを憶えています。

さて「Don’t worry,be happy!」というのは私が旅の間中、同行のネパール人からかけられていた言葉です(鬱と思われたのでしょうか)。
特に現地で流行っていたわけでもない、挨拶代わりの言葉かもしれませんが、
繰り返し言われると、不思議とリラックスできるような、本来の自分を取り戻せるような気持になったものです。

まさか相談者に「クヨクヨしないで楽しんで!」と言うわけにはいきませんが、
思考停止しそうになったときには、いつしか頭の中で唱えています。
皆さんにもスイッチオンの秘密の言葉がありますか?

新年明けましておめでとうございます

 

 

 

 

 

 

新年明けましておめでとうございます。本年も当事務所をよろしくお願いします。

事務所は5日から再開しましたが、連休明けの8日からはフル活動をしております。昨年10月に92歳を迎えた宮澤洋夫弁護士も、ご自身の体をいたわりつつも元気です。

旧年中はたいへんお世話になりました。私たちの業界をめぐる情勢には非常に厳しいものがあり、当事務所も例外ではありませんが、弁護士たちが毎年熱い議論を交わしつつもお互いのやりたい道を尊重し合い(「忖度」の嵐!)、その結果、少しずつですが成長の道のりを歩んでいると思います。とりわけ若手の弁護士たちは、それぞれが自分の才覚を伸ばし、物事を切り開く立場でそれぞれの個性を活かした弁護士活動を身につけつつあります。

皆さまにおかれましても今年1年が実りの多い1年になりますようにお祈りします。

年始早々、巷では心穏やかにはいられないニュースが続きますが、当事務所は人の生活の平和を邪魔するすべてと闘う集団であり続けたいと思います。

弁護士 牧野 丘

 

 

労働局のあっせん手続(弁護士 佐渡島 啓)

弁護士 佐渡島 啓

 昨年10月から、埼玉労働局でのあっせん手続の委員を務めています。

 このあっせん手続は、労働紛争(解雇や残業代、労働条件の変更、職場内のいじめなど)を対象に、迅速かつ簡便に解決を目指すもので、手続費用がかからないという特徴もあります。

 ただし、あっせん手続には、申請を受けた被申請人(多くは使用者側)が手続への参加を拒むことができ、また、裁判とは違ってあっせん委員が判断を下すことはないという制約があります。あくまで話し合いによる解決を図るものです。

 このような大きな制約があるにもかかわらず、昨年度、埼玉労働局で終結した二八四件のうち、六四件で和解が成立しています。労使ともに、不幸にも紛争が起きてしまっても、早期解決することに一定のメリットがあると考えていることがうかがえます。

 これまでは弁護士として、依頼者の方の主張に沿った代理人活動を通じて紛争解決を目指してきましたが、あっせん手続の場では、これとはまた違った立場から労使紛争の迅速な解決に尽力していきたいと思います。

50年前、さいたま市に原子炉があった~三菱大宮原子炉訴訟~

 宮澤洋夫弁護士は、大正15年生まれ。陸軍航空士官学校を経て終戦を迎え、民主主義や平和の大切さを痛感し、最高裁判所勤務を経て、昭和41年弁護士になります。

 そんな宮澤のところに、大宮市北袋町(現在のさいたま市大宮区。JRさいたま新都心駅東側)の住民の皆さんが、「三菱大宮研究所の原子炉設置をやめさせたい。」とやってきました。

 三菱原子力工業は、昭和41年9月、日本最初の原子力船「むつ」動力用原子炉の研究開発目的で、大宮研究所に原子炉を設置する計画を発表しました。そもそも三菱は、昭和34年11月14日、大宮研究所には「原子炉の設置はしない」と約束していたのですが、これを覆して、国や県の許可をとり、原子炉建設に乗り出してきたのです。

 宮澤は、地元住民2000人からの依頼を受けて、県の許可を争い、昭和47年9月、東京高裁で勝訴しました。また、三菱に対しては、原子炉の撤去訴訟を昭和44年7月7日に提訴し(この日は原子炉の落成式の日でもありました)、昭和49年7月まで戦い抜きました。最後は、三菱が「原子炉撤去」を表明し、地元住民の勝利和解で終了しました。

 平成29年9月7日、90歳の宮澤は埼玉弁護士会で、三菱原子炉訴訟、これに続く「福島・東海原発訴訟」の経験を語り、埼玉弁護士会の多くの弁護士が宮澤の話に聞き入りました。宮澤の戦いは、今、3.11福島原発事故訴訟の弁護士らに引き継がれています。