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総合ニュース

ハーモニー

 

3人の算数の点数が、70点、80点、87点のとき、3人の平均点は?すべての点数を足して3で割って79点です。では、30㎞の道のりを行きは時速15㎞、帰りは時速10㎞で往復したとき、平均時速は時速何㎞でしょうか。15と10を足して2で割ると12.5だから、平均時速は時速12.5㎞?これは誤りです。行きは2時間かかり、帰りは3時間かかっていますから往復60㎞の道のりを5時間かけて往復していることになるので、60を5で割って、平均時速は時速12㎞となります。

「平均」といっても、いろいろあり、算数の平均点を求める例の計算は、「算術平均(相加平均)」と言うそうです。これとは異なり、「調和平均」というのもあり、平均時速を求める場合は、調和平均の計算をすればよいそうです。

ある複数の数の調和平均を計算するときは、それらの数の逆数(分母と分子をひっくり返した数)の算術平均を計算し、その答えの逆数が調和平均の答えとなります。平均時速の例で二つの時速の数(15と10)の調和平均を求めてみます。まず、15の逆数のと10の逆数のの算術平均は、となり、です。そして、このの逆数が調和平均なので、分母と分子をひっくり返して、答えは12となり、さきほどの正しい答えと一致します。

調和平均のことを、英語では harmonic mean といいます。調和平均を求めるには、数字をひっくり返して算術平均をとり、さらにそれをひっくり返す必要があります。

これは数学の話。人と人との調和(ハーモニー)をとるときも、ひっくり返して、さらにひっくり返す必要があるでしょうか……、いや、そんな必要はないですよね。

ちなみに、harmonic meanというくらいですから、音階とも関わっていて、「ソ」の弦の長さは「ド」の弦の長さと次の「ド」の弦の長さの調和平均になっているそうです。

弁護士 古城 英俊

 

 

 

夜間中学の灯

夜間中学。

今まであまり認識していなかったこの教育の場を教えてくれたのが、文科省前事務次官の前川喜平さんの講演です。

「教育機会確保法」によって、不登校などで形だけの卒業をした「形式的卒業者」も夜間中学に入学できることになり、各県でも夜間中学創設の機運がたかまりはじめたようです。

埼玉県には公立夜間中学はありません。この春、川口市が公立夜間中学の設立を具体化し始めました。それは30年にわたり自主夜間中学の活動などボランティアで支えてきた地域の方々や学びたいと思いをもった人たちの、粘り強い息の長い運動の結果だと思います。

講演の中で、前川さんが紹介してくれた「セーラー服の歌人 鳥居」という本を読みました。まともに教育を受ける機会を失った鳥居は複雑な障害を抱えて生きる意味がみいだせない絶望の中で短歌と出会い、「生きづらかったら短歌をよもう」と呼びかけます。この本を読んだだけでも、学び直しの機会を得るために夜間中学を必要とする人たちが大勢いることがわかってきます。

夜間中学は、いろんな経験をしてきた、年齢も国籍も違う人たちが義務教育を受けたくて、勉強をしたくて入学してくるところ。その窓からこぼれる灯りは、ひとりひとりの希望の灯のように思えるのです。

事務局 松田

 

 

 

 

 

クレサラ集会inうえだ

先日、長野県上田市で行われた「第37回全国クレサラ・生活再建問題被害者交流集会inうえだ」に参加してきました。

私が出席した奨学金の分科会では、教育問題を統計学・経済学の立場から研究されてきた矢野眞和教授(東京工業大学名誉教授)から、大学の学費値下げは誰のために、何のために必要かについて財源論まで踏み込んだお話を聞くことができ、大変勉強になりました。

会場となった信州大学のキャンパスは紅葉がとてもきれいでした。

弁護士 鴨田 譲

 

 

 

 

10/29 埼玉奨学金問題ネットワーク設立4周年記念シンポジウム「お金がかかる日本の大学」

 給付型奨学金が創設され、所得連動返還制度も本格的にスタートしました。
 奨学金を取り巻く状況は改善されつつあります。 この原点となる問題が日本の高等教育での学費の高さです。 先進国では無償の国も多い中で日本の学費の高さは異常です。
 今回はこの問題に焦点を当てて、日本の学費はなぜ高いのか、このままで良いのか。みなさまと一緒に考えたいと思います。

日時:2017年10月29日(日)13時30分~16時30分(開場13時)
会場:さいたま共済会館504
    さいたま市浦和区岸町7-5-14 JR「浦和駅」西口より徒歩約10分

【プログラム】
■ 基調請演 公教育の無償性を めぐる間題~日本の学費負担の異常性~
  講師 高橋哲氏 埼玉大学教育学部准教授
■ 取組報告 全国各地で獎学金間題に 取り組んでいる方々

主催:埼玉奨学金間題ネットワーク
後援:奨学金間題対策全国会議
   一般社団法人埼玉県労働者福祉協議会

(お問い合わせ先)
〒330-0064さいたま市浦和区岸町7-12 -1 東和ビル4階 
      埼玉総合法律事務所内 TEL 048-862 -0342 FAX 048-866-0425
埼玉獎学金間題ネットワーク 事務局長 弁護士 鴨 田  譲
<公式ホームページ> http://saitama.syogakukin.net/

選挙

 

期日前の投票日の最終日、浦和の会場で投票してきました。
この会場の浦和区の投票ブースには順番待ちの人が何人もの人が並んでいました。
時間も終了間際の時間でしたし、政治に興味がない人が増えているとよく言われるので、ガラガラかなと思っていたので、正直驚きました。たまたま多いタイミングに当たっただけかもしれませんが、なんだかうれしい気持ちなりました。

ところが、蓋を開けてみれば投票率は50%台。
有権者の約半分は投票していないことになります。
投票していない残り約半分の人たちが投票したら、選挙の結果を変えるほど大きな影響を与えるのではないかと思います。

「どうせ自分が入れたところで自民党が第一党になることは変わらないから」と思う人がいるかもしれませんが、他の政党の支持が増えれば、自民党はその事実を無視できず、今のように強行的な行動は採れなくなるのではないでしょうか。
「どこの政党にいれたらいいかわからない」とか、「入れたい政党・候補者がない」という理由で投票しない人もいるかもしれませんが、それで投票しなかったとしても日本国民である以上選挙の結果の影響を受けないわけではありません。

「決めれないから」といって、自分以外の人たちが決めた政党・政治家が動かす政治の下で生活をし、社会を変えることができる可能性すら自らなくしてしまうことは本当にもったいないと思います。

「社会を変えたい」、「暮らしを変えたい」と多くの人が思っているはずです。
そのための最もわかりやすい一歩が「投票」なのではないでしょうか。

弁護士 鈴木 満

寄席デビュー

 

今年、ついに、寄席デビューをはたしました。場所は浅草演芸ホール。出演する人数の多さや、始めから終わりまでの時間の長さには驚かされました。また、演目は落語だけでなく、紙切りなど様々な芸も合間にあり、飽きさせません。
ホール落語のように、長い噺をゆっくりきくのもいいですが、いろんな噺家に出会えるのも楽しみのひとつです。

落語には、古典と新作がありますが、私は最初、新作をよくきいていました。でも、近頃は古典の魅力が少しわかってきたような気がします。噺をきいていると、江戸の人達のいきいきとした暮らしぶりが目に浮かび、ぞの時代を想像することができます。
江戸時代と現代、全く人の暮らしは違いますが、人の情というものは変わらない。そんなところが長く親しまれてきた落語の魅力なのかもしれません。

東京に寄席は4つ(+1)あります。これからも、チャンスをみつけて足を運びたいと思います。

事務局 T

反貧困全国集会2017・設立10周年集会宣言

10月21日、反貧困ネットワーク設立10周年・反貧困全国集会2017「さらば貧困!希望と連帯の社会をめざして」が開催され、全国の反貧困ネットワークからの報告、韓国・イギリスの市民運動の報告、労働・障がい・住宅・女性・生活保護など様々な分野から当事者の方、現場からの発言がありました。
反貧困全国集会2017・設立10周年集会宣言は、次のとおりです。

反貧困全国集会2017・設立10周年集会宣言

「さらば貧困!希望と連帯の社会をめざして」

私たちが「もうガマンできない!」と声を上げてから10年。

この間、非正規雇用の拡大、所得と貯蓄の減少、貧困率の悪化、格差の拡大、相次ぐ餓死・自殺事件、派遣切りの嵐、生活保護バッシング、生活保護・年金の引下げ等の社会保障の削減などが続き、生きづらさは増すばかりです。リーマンショック、東日本大震災と原発事故という社会を大きく揺るがす出来事があり、二度にわたる政権交代、社会運動にも様々な動きがありましたが、私たちは、発足以来、一貫して言い続けています。

それは、今も変わらず、そして今だからこそ、大きな声を上げ続けます。

1 人間を使い回し、使いつぶす、雇用の破壊と、その犠牲を踏み台にして利益を追求することをやめよ。人間をモノ扱いし、命よりもお金や効率を優先するな。

2 社会保障を削るのではなく、人間の命と暮らしを支えるために所得を再分配せよ。

3 貧困が子どもに連鎖し、どこの家に生まれたかで一生が決まり、自分の生き方を自分で決められない、そんな理不尽な社会はイヤだ。

4 ひとりの力ではどうにもならない、生きづらい社会構造があるのに、個人の自己責任を振りかざし、貧困を切り捨てるな。政治と社会の責任を個人に押し付けて、人を追い込むな。

5 貧困問題に取り組まない政治家はいらない。民主主義の歪みが、貧困問題の解決を遠ざけ、政治のウソを放置し、企業の悪行をはばむことさえできないようにしている。私たち自身が未来を決める主人公であり、私たちの意思が正しく反映される民主主義を作り上げよう。

6 すべての人が人間らしい暮らしができる社会、だれもが尊厳をもって生きることができる社会、生存権を守る社会。それが私たちが選択する社会だ。

7 私たちは一人ではない。生きづらさを抱えた者同士の分断の罠には陥らない。小さな違いにこだわらず、敷居を下げ、弱さを認め、弱さの自覚の上に強い絆を作る。それが私たちの運動だ。声を上げ、居場所を作り、仲間を増やし、一人一人がもう一歩を踏み出そう。相互に垣根を越えてつながり、そして、社会を変えよう、政治を変えよう。

私たちが、声を上げて10年。貧困が可視化され、社会問題化し、着実に仲間は増え、全国各地に、分野を超え、立場を超え、そして国境を越えて、つながりは広がっています。さらば貧困!希望と連帯の社会をめざして、私たちは、これからも声を上げ続け、つながりを広げ、行動することを宣言します。

2017年10月21日

反貧困全国集会2017参加者一同

 

(弁護士 猪 股  正)

「選挙でつぶそう!安倍雇用破壊」闘争本部ニュース【記念号・No.100】 高木 太郎弁護士のメッセージ

日本労働弁護団 闘争本部部長・埼玉労働弁護団 団長をつとめる 高木 太郎 弁護士が闘争本部ニュース 記念号 No.100号にメッセージを寄せましたので、ぜひご覧下さい。

日本労働弁護団H.P ・ 埼玉労働弁護団H.P
news・100(PDF)