コラム-髙木太郎弁護士– category –
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コラム-髙木太郎弁護士
働き方改革法案成立は、民主主義の危機 (弁護士 髙木 太郎)
働き方改革法案が6月29日成立した。 働き方改革と言いながら、そこに含まれている高度プロフェッショナル制度を見る限り、如何に残業代を払わずに済ませるか、という観点でしか作られていない。 法案に書かれているのは、年収1075万円程度に相当す... -
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危険な無策(弁護士 髙木 太郎)
弁護士 髙木 太郎 トランプ大統領の来日で、日米首脳の間で北朝鮮政策に関し「すべての選択肢がテーブルの上にある」ことが再確認された。アメリカが北朝鮮の核攻撃施設を先制攻撃することもありうるのだ。 米統合参謀本部が「北朝鮮の核兵器を完全... -
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「働き方改革実行計画」を批判する(弁護士 髙木 太郎)
弁護士 髙木 太郎 安倍首相は嘘つきである。つくづくそう感じる。TPPで「重要5品目は必ず守る」などと選挙演説していたときから胡散臭いと思っていたが、今から考えると、そんな嘘はまだ序の口であった(その程度の嘘なら従来の自民党政治家も言って... -
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私にとっての弁護士の仕事(弁護士 髙木 太郎)
弁護士 髙木 太郎 離婚や相続など、家庭内の紛争が問題になる事件をお受けすることが多い。 父が残してくれた遺産を母と子供3人で分け合う時に、子供のころは家族で仲良く暮らしていたはずなのに、遺産分割になるともめることがなる。 つい、我が家は大... -
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ベルギーに行ってきました(弁護士 髙木 太郎)
弁護士 髙木 太郎 成田から隣国のオランダまで11時間余り。オランダからベルギーへは国内旅行の感覚です。飛行時間30分ほど。 九州より少し狭い国土に1100万人。首都ブリュッセルは人口115万人程度。 ベルギーの空港では、迷彩服の国軍兵士が... -
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日本労働弁護団幹事長を退任しました(弁護士 髙木 太郎)
弁護士 髙木 太郎 日本労働弁護団の幹事長を11月7日の水上での総会で退任しました。 2年間の任期でしたが、安倍内閣の労働法制「破壊」の動きと重なり、集会をやったり、国会に行ったりに明け暮れました。 中でも今年5月14日、日比谷野外音楽堂で... -
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トリクルダウン(弁護士 髙木 太郎)
弁護士 髙木 太郎 昨年の流行語大賞候補に、「トリクルダウン」という言葉がノミネートされました。 富裕層・大企業を儲けさせれば、やがてそのお零れがしたたり落ちて、日本全国豊かになるという考え方で、安倍首相の経済政策アベノミクスの基本はこの... -
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火災保険金訴訟・最高裁へ(弁護士 髙木 太郎)
弁護士 髙木 太郎 3年前から火災保険金請求の裁判に携わっています。 工場建物に3050万円、什器備品に900万円、保険会社の代理店の進めるままに保険に加入して、20年間保険金を払い続けてきた地方の小規模会社です。 ところが火災が起きたら、... -
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世界共通の働くルールづくりを(弁護士 髙木 太郎)
弁護士 髙木 太郎 自民党安倍政権になってから、「解雇法制を緩和せよ」という議論がかまびすしい。 ジョブ型正社員、ホワイトカラーエグゼンプションなどである。 ジョブ型正社員とは、職種や勤務地を限定し、労働時間規制も(厳格に)する正社員のこと... -
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初心忘るべからず(弁護士 髙木 太郎)
弁護士 髙木 太郎 事務所開設40周年ということで、自分の入所時の事務所ニュースを振り返ってみました。91年7月号です。新人挨拶で、弁護士になった動機について、「東京電力の思想差別事件で闘っている当事者の方からお話を聞いた際に、屈辱と大変...