コラム-鴨田譲弁護士– category –
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コラム-鴨田譲弁護士
【コラム】生活保護訴訟-さいたま地裁は勝訴、全国は最高裁へ-(弁護士 鴨田譲)
2014年8月にさいたま地裁に提訴をした生活保護基準引下げ違憲訴訟(埼玉訴訟)ですが、約8年半の審理を経て、2023年3月29日、原告側勝訴の判決が言い渡されました。この裁判は、国が2013年から2015年まで、3度に渡る生活扶助費の引下げを行い、この結果、... -
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【コラム】奨学金保証人訴訟(弁護士鴨田譲)
日本学生支援機構の奨学金は、借りる際に人的保証を選択した場合、連帯保証人と保証人の2人を付ける必要があります。この場合、民法上、連帯保証人は奨学金全額の支払義務を負いますが、保証人は半額しか支払義務を負いません(「分別(ぶんべつ)の利益」... -
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【コラム】生活保護引下げ違憲訴訟(弁護士鴨田譲)
2013年に強行された生活保護費引下げの取消しを求める裁判が全国各地で行われ、埼玉でも2014年から訴訟を行っています。訴訟を始めてから8年目の今年6月、生活保護利用者である原告本人の尋問が実施されました。私が尋問を担当した80代女性の方は、法廷で... -
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【コラム】 マイナンバーカード(弁護士鴨田 譲)
マイナンバーカード(法律上は「個人番号カード」といいます。以下、「カード」といいます。)は、2016年1月から交付が開始され、当初普及率は低かったものの、2021年7月には、普及率が34%に達し、国民の3人に1人がカードを持っている状態になりました。... -
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【コラム】選挙供託金違憲訴訟のご報告(弁護士鴨田 譲)
現在、我が国では、国政選挙に立候補する場合、衆議院・参議院いずれも選挙区で300万円、比例区で600万円という高額の供託金を納めなければならず、しかも、得票数が一定以下の場合には没収される制度になっています。埼玉県在住のA氏は、平成26... -
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事業者ファクタリング業者を提訴しました(弁護士 鴨田 譲)
ファクタリングとは、主に債権の売買のことをいい、例えば、A社が取引先のB社に対して1ヶ月後に返済される100万円の売掛金債権をいま80万円でC社に売買するという形で行われます。この場合、通常、A社がB社に対して、債権の売買をしたことを通知することに... -
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防災グッズの準備(弁護士 鴨田 譲)
2018年大阪地震・北海道地震、2019年北九州豪雨、2020年7月豪雨など近年自然災害が昔に比べて多く発生している気がします。自然災害に遭わなければそれに越したことはありませんが、万が一の時に備えて私も少しずつ準備をしています。 いまのところ、保存... -
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「給与ファクタリング業者」に対する集団訴訟(弁護士 鴨田 譲)
「給与ファクタリング業者」とは,いわゆるブラックリストに登録されているなどの事情で消費者金融などから融資を受けることが困難になっている方をターゲットに,「ブラックでも即日融資に代わる資金調達が可能」,「給料債権の買い取りサービスを提供し... -
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「奨学金放っておいたらこうなった」(弁護士 鴨田 譲)
「日本学生支援機構から奨学金を借りて私立伊奈大学を卒業した山本学。卒業後、契約社員として働きながら返済を続けるも、とあることで返済が滞ってしまう。支援機構から裁判を起こされてしまった山本は…」 年に1度開催される全国クレサラ・生活再... -
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選挙供託金違憲訴訟5・24判決(弁護士 鴨田 譲)
去る5月24日、東京地方裁判所にて3年間にわたり行ってきた選挙供託金違憲訴訟の第一審判決が言い渡されました。結論は、こちら側の主張を一切認めない請求棄却判決でした。 現在の選挙制度では、国会議員選挙に立候補する場合、1人につき、選挙区では300万...