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共謀罪 平成の治安維持法-1933年、治安維持法により弾圧された当事務所の為成養之助弁護士

共謀罪 平成の治安維持法-1933年、治安維持法により弾圧された当事務所の為成養之助弁護士

当事務所に在籍していた為成養之助弁護士(享年92歳)は、長崎地裁の裁判官時代、出版物の購読などを行う文化サークルに入っていたところ、当局による市民監視が先鋭化する中で、1933年2月下旬、治安維持法違反容疑で身柄を拘束され懲役5年(控訴審で懲役3年に減刑)の実刑判決を受けました。当時、各地の裁判官や裁判所職員が、治安維持法により摘発され弾圧されました。プロレタリア文学の代表作とされる「蟹工船」の著者、小林多喜二が特高警察によって検挙され、警視庁築地署で、拷問、虐殺されたのも1933年2月のことです。
戦後、為成さんは、法曹資格を回復し、当事務所で弁護士として活躍しました。当事務所の同僚だった村井勝美弁護士は、長崎新聞の取材に応え「『共謀罪』は、平成の治安維持法。信念に従って行動しても、警察に逮捕されるような、そんな暗黒の時代がまたやって来る。」と述べています。
6月15日、共謀罪(改正組織的犯罪処罰法)が、与党の強行採決により可決、成立しましたが、暗黒の時代へと逆戻りさせる共謀罪を、市民の力で、撤廃させる取組を続けていく必要があります。ご協力ください。

【為成弁護士についてはこちらをご覧下さい。】

 

長崎新聞 2017年(平成29年)6月11日(日)付
 弾圧受けた為成・元長崎地裁判事 
 「共謀罪 平成の治安維持法」
 
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