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働きがいのある社会(弁護士 德永 美之理)

働きがいのある社会(弁護士 德永 美之理)

弁護士 德永 美之理

有期労働契約の期間満了に際し、簡単に更新拒絶(雇い止め)してしまう使用者が見受けられますが、有期労働契約であっても、事案によっては、雇い止めが無効になることもあります。
さらに、改正労働契約法により、一定の要件を備えた場合には有期労働契約が無期労働契約に転換されるルールが導入されました。
ただ、このルールの導入に伴い、有期労働契約が無期労働契約に転換する前に雇止めされる場合が増加するのではないかと懸念されています。

有期契約労働者をはじめとする非正規労働者に関しては、上記のような雇用の不安定のほか、賃金が低い、能力開発の機会が少ないといった問題がありますが、いまや非正規労働労働者の約4割を占めるに至っています。
非正規として固定化されてしまうと、格差は拡大し、結婚や出産等の人生設計にまで影響することもあります。

自己責任だと突き放してしまうのではなく、処遇改善・安定した雇用を実現し、働きがいのある社会になることが必要です。

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