初心(弁護士 古城 英俊)

弁護士 古城 英俊

弁護士になって6年目になります。
これまでの5年の間、大きな弁護団事件に関わることができ、また、生活保護を中心とした貧困問題についていろいろな団体の方々と知り合うことができました。

最近は減りましたが、以前は、刑事事件を多数抱えて、周りから「趣味」と言われるほど毎日のように警察署に接見に行っていました。
弁護士1年目、2年目のときは、被疑者の勤務先に実際に行き、情状の陳述書をお願いしたこともありました。弁護士になったときは、地道に努力することを心がけていましたが、最近は、そこまで手が回っていないことが反省点です。
経験を積む中で気付くことは、どんな事件でも、実際に足を運んで現場を見たり話を聞いたりすることが大事だということです。

これからも初心を忘れず、「先生」と呼ばれることに勘違いすることなく、地道に丁寧に事件に取り組みたいと思います。
(私が関わった生活保護停止決定の取消しを求めた訴訟で、一昨年、さいたま地裁が停止決定を取り消しましたが、昨年の春、この判決が確定しました。)

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