ベルギーに行ってきた。
日本語はもちろん通じない。私はフランス語はおろか、英語も怪しい。無謀である。
鉄道は国鉄。改札はない。切符は基本券売機。現金は使えずカードのみ。女性車掌も多数。
空港からの切符は高いが、それ以外はかなり安い。ゆったり座れる。混んでない。時間には遅れる。ストライキは当然やる(げんにやっていた)。
日没は午後9時50分。店舗は午後6時に閉まるうえ、日曜休み。
首都ブリュッセルのシャッターが下りた日暮には程遠い、明るい午後8時の通りに、さまざまな人種の人が歩いている。
アラブ系の人は家族連れが多く、毛布にくるまってそのまま路上に眠る様子の家族も見える。2人組の兵士が自動小銃を所持してパトロールしている。
パトカーのサイレンはたびたび聞こえる。
ホテルの7階からは建物の屋根が見渡せる。つまりそれより高い建物は少ない。
数百年前の尖塔と、いくつか高層ビルもある。
4,5階建ての建物が百年以上前から形成している市街地がそのまま残っているところも多い。銅像や広場が多い。
広場に面した食堂にはテラス席があり、おいしそうにビールを飲んでいる。
あらゆることに刺激を受けて、帰ってきた。
弁護士 髙木 太郎