司法修習生

弁護士になるには、司法試験に合格してから1年間、司法修習生として裁判官、検事、弁護士のまねごとをしながら勉強しなくてはなりません。
私が修習生だった頃は1年ではなく2年でしたので、弁護修習も4ヶ月間やりましたが、今は2ヶ月弱ですのであっという間に終わっていきます。

我が事務所には、今年も1月から11月まで男女2名ずつ計4名の修習生が配属され、残すところあと1週間。その後には司法研修所での最後の国家試験が待っています。この試験に合格すれば、晴れて法曹の道に羽ばたくことができます。
司法試験と違って、大半の修習生は合格する試験なのですが、落第率が低いだけに逆に緊張感が襲ってくるいや~~な試験です。つつがなく希望の道に旅立っていってくれることを切に願っています。

修習生の指導担当に就くと、こちらもいろいろと刺激を受けます。
今年、私が担当した修習生は、もとはと言えば英語の専門の道を極め、旦那さんの転勤に伴って海外在住経験もあるほか、学校の先生、貿易会社勤務、翻訳業などの職歴を持っています。かたや家庭では2人の大学生のお母さんであるだけでなくお嫁さん業にも。たいへんスーパーな女性でした。
その彼女が一念発起してこの道へ。しかも必ずしもそのスーパーな能力を活かす方向ではなく、いわゆる町の弁護士が志望とか。

毎年、個性豊かな修習生に会いますが、その度によい刺激を受け、老け込むわけにはいかないことを実感します。

修習生バッチ (正しい方向)

 

 

弁護士 牧野 丘

image_printこのページを印刷
シェアをお願いいたします。
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次