埼玉総合法律事務所

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「生きた証」

「生きた証」

先日、ある生活保護利用者の方のお宅を訪ねました。
部屋に入ると、壁に、能や狂言の面を模写した絵がいくつも並んでいました。写真画像を拡大し、面の細かい1つ1つの傷まで、すべてそのとおりに、丹念に描いていくんだそうです。
67歳。
「生活保護を受けて、何の役にも立たなくなった自分ですけど、それでも、自分がこの世に生きたという証を何か残したいと思って、少し前から描いてるんです。1枚描きあげるのに1月。それでも、能や狂言の面の数には限りがあるから、人生の残された時間で、全部の面を描き上げて、そうしたら、どこかの福祉施設にでも、もらってもらえないかって思ってるんです(笑)」。
「また描けばいいから、どれでも持ってってくださいよ……」
人のいのちを感じ、大切な祈りに触れさせてもらい、とても感謝しながら、事務所に帰ってきました。

了解いただいたので、彼が描いた面を、どうぞご覧ください。

弁護士 猪 股  正

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