埼玉弁護士会 副会長就任にあたり(弁護士 伊須 慎一郎)

弁護士 伊須 慎一郎

平成26年度埼玉弁護士会副会長を担当させていただくことになりました。修習期は55期です。

これまで、埼玉弁護士会の会務は、市民集会実行委員会に時々顔を出す程度でしたので、ほとんど会内の運営状況・実態を知らず、果たして副会長の重責が務まるのか心配でした。

しかし、執行部の先生方は、大倉会長を筆頭にみなさん、明るく、真面目な方ばかりですし、事務局のみなさんも河上事務局長を筆頭にみなさん頼りになりますので、大船に乗った気持ちでやっていこうと考えいています。

就任以来2ヶ月が経とうとしていますが、弁護士会は課題山積です。

集団的自衛権の行使を容認しようとする政府の動きに対し、弁護士会に何ができるのか、今年12月までに施行される予定の特定秘密保護法を廃止・無力化できるか、解雇自由社会・残業代ゼロ社会などの労働法制改悪の動きを止め、格差社会の是正を図る取り組み、政党を超えて国会議員の支援が広がっている司法修習生給費制復活の問題などは、様々な市民団体のみなさんなどと連携できるかどうかという問題があります。

また、弁護士業務の効率化を図るために23条照会制度の運用整備(理由のない回答拒否事案などへの対応)、弁護士会法律相談の拡充・充実、広報活動なども、担当委員会の先生方のご努力には頭の下がる思いです。

会内には約60の委員会がありますが、会員の先生方のお力をお借りして、課題に1つ1つ取り組みたいと思っています。何とか1年間頑張りたいと思いますので、1年間よろしくお願いします。

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