武富士被害対策埼玉弁護団

本弁護団は、武富士の創業者武井一族などの経営陣に対して、過大な利息を取り続けた損害賠償請求の裁判を活動内容とする弁護団である。

武富士は今まで利息制限法に違反する過大な利息を利用者から搾取し続けていたが、平成22年9月に会社更生手続きを申し立てたことにより、全国で40都道府県の裁判所で、2700人の被害者が、合計62億8000万円もの払いすぎた超過利息の過払い金の返還を踏み倒されてしまった。他方で、武富士の創業者一族は、武富士に違法かつ過大な利息を取り立てさせ、その配当により日本有数の資産家に名を連ねる。

武富士は、借り入れの必要のない被害者に対しても、「今借りなければ、今後借りたい時に融資をしない」と告げ、過剰融資を行っていた。このような過剰融資は、融資することで違法に多額の利息を、むしり取るためである。支払が1日でも遅れれば、被害者の自宅に来て脅し強硬な取り立てを行い。その結果、自己破産に追い込まれてしまった被害者や自殺してしまった被害者もいる。違法な利息の取り立てのために自殺したのである。

武富士のこのような過剰融資、強行取り立て、違法超過利息の搾取は、武富士の創業者一族が経営陣として指揮の下で行われたものであり、武富士が倒産したことにより被害者達は多額の超過利息による過払い金の支払を受けられなくなった。

そこで、超過利息を取り立てていた武富士の創業者一族に対して、被害者が武富士に踏み倒された過払い金の返還を求める裁判を起こしたのである。

月岡弁護士のコラム

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